バカラはバンカーとプレイヤーのどちらが勝つかを見極めるゲームで、統計を使って攻略するという手があります。そこで使用されるのがバカラ罫線で、バンカーとプレイヤーの勝敗を記録するための表です。基本的には正方形のマスが縦と横に並んでいる形で、そこにどちらが勝ったかを記入していきます。記録は左上から付けていき、連勝あるいは引き分けだった場合は、下にどちらが勝ったのかを続けて書いていきます。そして勝者が変わったタイミングで横に移動し、また記録を続けていく形です。
大抵の場合はシンプルな丸で記録しますが、バンカーを赤、プレイヤーを青にすることで見分けやすいようにします。場合によってはBやPなどを丸の中に記入することもあります。そして引き分けは、勝者と区別するために、スラッシュ記号を用います。
そのバカラ罫線では、縦の長さをグラフのように読み取ることで、どちらのプレイヤーが連勝をするのかがわかりやすくなります。またそのバンカーとプレイヤーの勝負で、全体の流れが把握しやすくなります。その流れを読み取って、勝利する方を見極めるのがバカラ罫線の活用方法です。バカラ罫線で大切なのはゲームのパターンを見つけることで、バンカーが連勝した後でプレイヤーが1勝、その後でバンカーがさらに連勝するといった形だと分かりやすいです。似たようなパターンが後で出てきた場合、同じ形になるのではないかという予想を立てられます。
基本的には全てのやり取りを記録し、全体の流れを読んでいきます。それを大路と呼びますが、その大路ではパターンが掴みきれない時もあります。そんな時には応用として他の方法を活用します。代表的なのは大眼仔と呼ばれる技術で、直前のゲームと同じ形があったかどうかを記録するものです。また直前のゲームではなく2つ前と照らし合わせる小路や、3つ前と比較する甲由路などがありますが、同じパターンがあるかどうかを確かめる点は変わりません。同じパターンがあった場合は赤で丸を付け、違った場合は青に変更します。
大路だとパターンを見つけるのがそもそも大変ですが、大眼仔や小路のように敢えて視野を狭くするように記録を取っていけば、気付かないパターンが見つかるかもしれません。記録は大路をベースに別のマスを用意する上に、それぞれに書き込みをしていかなければならないため、手間が増えます。けれど、その手間の分パターンを把握できる確率は高くなると考えて良いでしょう。